西澤保彦「腕貫探偵シリーズ」

大学に、病院に、警察署に…突如現れる「市民サーヴィス課臨時出張所」。そこに座る年齢不詳の奇妙な男に、悩める市民たちはついつい相談を持ちかけてしまう。隣人の遺体が移動した?幸せ絶頂の母がなぜ突然鬱に?二股がバレた恋人との復縁はあり?小さな謎も大きな謎も、冷静かつ鋭い洞察力で腕貫男がさらりと解明!ユーモアたっぷりに描く連作ミステリ7編。
Amazonで見る >>シリーズの特徴
「市民サーヴィス課臨時出張所」と張り紙のされた、机とイスだけの簡易な スペース。持ち込まれる相談ごとを、腕貫(うでぬき)をした職員が解決するシリーズ。
『モラトリアム・シアター produced by 腕貫探偵』は長編で、それ以外の作品は連作短編集になっています。全体的な雰囲気は、ユーモアあふれるコミカルな感じなので、とても読みやすいシリーズです。腕貫探偵の「お役所仕事」的な言動も笑えますし、謎解きの部分もしっかりしています。
西澤保彦「腕貫探偵シリーズ」:作品一覧
- 腕貫探偵
- 腕貫探偵、残業中
- モラトリアム・シアターproduced by腕貫探偵
- 探偵が腕貫を外すとき
- 帰ってきた腕貫探偵
- 逢魔が刻 腕貫探偵リブート