北森鴻「旗師・冬狐堂シリーズ」

店舗を持たず、自分の鑑定眼だけを頼りに骨董を商う「旗師」宇佐見陶子。彼女が同業の橘薫堂から仕入れた唐様切子紺碧碗は、贋作だった。プロを騙す「目利き殺し」に陶子も意趣返しの罠を仕掛けようとするが、橘薫堂の外商・田倉俊子が殺されて、殺人事件に巻き込まれてしまう。古美術ミステリーの傑作長編。
Amazonで見る >>シリーズの特徴
旗師・宇佐見陶子(とうこ)が「冬狐堂(とうこどう)」の屋号を掲げ、闇の深い骨董の世界を「目利き」でサバイバルするシリーズです。
売られた喧嘩はしっかり倍返し。古美術品の妖しい魅力も堪能できます。前2作は長編、後2作は短編集です。
北森鴻「旗師・冬狐堂シリーズ」:作品一覧
- 狐罠
- 狐闇
- 緋友禅
- 瑠璃の契り