東敬大学助教授で異端の民俗学者・蓮丈那智(れんじょうなち)が那智の研究室の助手の内藤三國(ないとうみくに)と共にフィールドワークへ出かけ、事件に遭遇、民俗学的考察を交えながら、解決していくシリーズです。「邪馬台」は長編、それ以外は短編集です。著者は北森鴻(きたもりこう)。
作品一覧(順番)
凶笑面
北森鴻 新潮社
「凶笑面」の封印、解くべからず――異端の民俗学者・蓮丈那智のもとへ届いた一通の手紙。それは、怨念がこめられた、笑う「面」の調査依頼だった。
触身仏
北森鴻 新潮社
記憶から消された土地。そこに隠された悲劇。即身仏に触れたとき、忌まわしき記憶が蘇る。
写楽・考
北森鴻 新潮社
蓮丈那智は、古文書の調査に訪れたはずの四国で、東洲斎写楽の浮世絵の知られざる秘密へ足を踏み入れることに。
邪馬台
北森鴻 浅野里沙子 新潮社
明治時代に忽然と消失した村が残した奇妙な文書は、邪馬台国の真相へと至る秘録だった!
天鬼越
北森鴻 浅野里沙子 新潮社
差出人不明のメールを受け取った蓮丈那智は、誘われるようにH村に向かう。その村では5年前、神事の最中に殺人事件が起きたのだった。歴史民俗ミステリ、堂々たる終幕!