九州の農家の息子・一尺屋遙(いっしゃくやはるか)が事件を解決するシリーズです。最新ファッションに身を包むもどこかとぼけた姿に映る彼が現れると、おどろおどろしい事件もコミカルな雰囲気に。著者は司凍季(つかさとき)。
作品一覧(順番)
からくり人形は五度笑う
司凍季 講談社
行方不明になった父を探して沙華姿(さかしな)村を訪れた、作家・依井直之。昔の事件の謎を探るうち、彼にも魔の手が迫る。謎の探偵・一尺屋遙が怪事件に挑む!
蛇遣い座の殺人
司凍季 光文社
奇怪な大蛇の幻影がまとわりつく「オランジュ城館」で起きた事件。事件の渦中に巻き込まれた人々を、巧妙に操って行く蛇遣いは、果たして誰か。
さかさ髑髏は三度唄う
司凍季 講談社
小学校時代の同級生・一尺屋遙から手紙を受けとった八追純平は、20年ぶりに母校を訪ね、夜の理科室でか細い声で唄うさかさ髑髏の灯籠を見た。
湯布院の奇妙な下宿屋
司凍季 光文社
トイレや風呂場まで三角形でできた奇妙な下宿屋で怪事件が続発。持ち主の狭霧吉宗の姪、木綿(ゆう)は、一尺屋遙に調査を依頼する。
悪魔の水槽密室「金子みすゞ」殺人事件
司凍季 光文社
金子みすゞの取材で山口県訪れた作家の八追純平。彼は顔を切り刻まれた死体や水槽状態の部屋に浮かぶ女の死体に遭遇する。
学園街の〈幽霊〉殺人事件
司凍季 講談社
台風の夜、3件の交通事故が連続して起こり神社の鳥居が壊れた。祠から盗まれた7つ首の鬼の祟りなのか?その事件から15年後の時効前日、一尺屋遙が明らかにした真相とは?
血色の館に来た客
司凍季 Tsukasa Publishing
雪の山荘に閉じ込められた十人が次々と殺されていく。そして最後には、複数の死体が動き出す――!