推理小説家志望の主人公氷川透(ひかわとおる)が探偵役のシリーズです。事件の起きるところに氷川が居合わせて、巻き込まれるかたちで事件に関わり、推理を展開していきます。しっかりした謎解きが楽しめる骨太のストーリーが魅力です。著者は氷川透。
作品一覧(順番)
真っ暗な夜明け
氷川透 講談社
推理小説家志望の氷川透は久々にバンド仲間と再会した。が、散会後に外で別れたはずのリーダーが地下鉄の駅構内で撲殺された。
密室は眠れないパズル
氷川透 原書房
被害者はエレベーターの前で犯人を名指しして絶命。ところが「犯人」は、エレベーターの中で背中を刺され、血塗れで死んでいた。いったい誰が、いかなる方法で殺したのか。
最後から二番めの真実
氷川透 講談社
女子大のゼミ室から学生が消え、代わりに警備員の死体が。当の女子大生は屋上から逆さ吊りに。居合わせた氷川透はじめ目撃者は多数。
人魚とミノタウロス
氷川透 講談社
病院内の面接室で身元もわからないほど焼け爛れた死体が発見された。人の出入りが明瞭な現場からなぜ出火したのか。
密室ロジック
氷川透 講談社
殺される前も後も室内には被害者ひとりきり。左右の廊下には複数の人間が、非常口の前には監視カメラが出入をずっと見張っている。こうして密室状況は作りだされた。