京都の私大・英都大学の推理小説研究会の部員たちが出先で孤立し、脱出不可能の状況で殺人事件に遭遇するというクローズド・サークル物の長編シリーズです。部長の江神二郎(えがみじろう)が探偵役、有栖川有栖(ありすがわありす)が語り手です。「江神二郎の洞察」は短編集です。著者は有栖川有栖。
- 行動的な展開のミステリー
- 「読者への挑戦」受けて立つ?
- ちょっと青春
作品一覧(順番)
月光ゲーム Yの悲劇’88
有栖川有栖 東京創元社
英都大学推理小説研究会の面々が訪れたキャンプ場で火山が噴火。陸の孤島と化したキャンプ場で、ひとり、またひとりとキャンプ仲間が殺されていく…。
孤島パズル
有栖川有栖 東京創元社
新入部員の有馬麻里亜(マリア)に誘われ、江神とアリスは南の島の別荘を訪れる。しかし、嵐で陸と断絶した孤島で連続殺人が起きる。
双頭の悪魔
有栖川有栖 東京創元社
四国の山村を訪れた推理小説研究会は、架橋の崩落と土砂崩れにより孤立した2つの村に分断され、それぞれの村で殺人事件が発生する。
女王国の城
有栖川有栖 東京創元社
大学に姿を見せなくなった江神を心配し、宗教施設に乗り込むメンバーたち。江神と再会するも殺人事件が起きて軟禁されてしまう。
江神二郎の洞察
有栖川有栖 東京創元社
アリスの入学からマリアの入部まで、個性的なメンバーたちとの一年を瑞々しく描いたファン必携の傑作短編集。