捜査一課の刑事・福家(ふくいえ)警部補が主人公のシリーズです。冒頭で犯人側の視点から犯行の首尾を語り、その後捜査担当の福家警部補がいかにして事件の真相を手繰り寄せていくかを描く倒叙形式の本格ミステリです。著者は大倉崇裕(おおくらたかひろ)。
- とぼけた福家に追いつめられる犯人
- 福家といっしょに犯人のミスを見つけよう!
- ドラマ化されました
作品一覧(順番)
福家警部補の挨拶
大倉崇裕 東京創元社
現場を検分し鑑識の報告を受けて聞き込みを始める頃には、事件の真相が見えている?刑事コロンボ、古畑任三郎の手法で畳みかける、4編収録のシリーズ第一集。
福家警部補の再訪
大倉崇裕 東京創元社
しがない探偵から転身し上昇気流に乗った警備会社社長、一世一代の大芝居を自作自演する脚本家、など4編を収録。
福家警部補の報告
大倉崇裕 東京創元社
天才的技倆を持った漫画家と彼女を潰しにかかる出版社の辣腕営業部長、もとは同人誌で合作していた二人が不幸な結末を迎える「禁断の筋書」、など3編を収録。
福家警部補の追及
大倉崇裕 東京創元社
未踏峰への夢を息子に託す登山家が、後援を止めようとする会社の相談役を撲殺、登り慣れた山で偽装工作を図る「未完の頂上」、など中編2編のシリーズ第四集。
福家警部補の考察
大倉崇裕 東京創元社
地位と愛情を天秤にかける医師の誤算「是枝哲の敗北」、夫の企みを知って機先を制する料理好きな妻「上品な魔女」、など4編を収録。